蘇るジャンクたち その1:バブルコンポ LBT-S725V

「ジャンク品につきノークレーム/ノーリターンでお願いします」のセットを落札
届いてから動作確認すると…

 1.チューナー:表示でない、FMステレオ受信しない、AM受信しない
 2.ダブルカセットデッキ:トレイ開かない、録再不明
 3.CDプレーヤ:トレイ出ない、再生しない
 4.アンプ:ボリューム下がっていると鳴らない

可哀想すぎて泣ける…


1.チューナー:表示でない、FMステレオ受信しない、AM受信しない

①表示でない
サービスマニュアルも回路図もないので
開腹してパターンから回路を起こしたら
FL管の電源用コンデンサの容量抜けが原因だった。
同等品に交換して表示復活!

②FMがステレオにならない
ヤフオク徘徊していると…
 シグナルジェネレータ(VP-8191A)が出てる!
 スペクトルアナライザ(MS710F)も出てる!!(☆☆)
ポチッポチッとな♪

でもなんかずれてる…

やっぱりずれてる…

校正に出す前にとりあえず受信状態見てみると電波弱い…
ベランダにFMアンテナを設置したら大きくて邪魔…

FMは受信できるようになったがステレオにならない。
パターンから回路を起こしたりして
調査していたら、IFトランスの調整でクリア!

スペアナをもっと早く見つけていたら…
FMアンテナをもっと早く設置していたら…
反省点の多い修理でした。

③AM受信しない
早速シグナルジェネレータを使うと
AMは復調できていたので電波が弱いだけだった。
ループアンテナをポチッって何とかAM局が聞こえてきました♪


2.ダブルカセットデッキ:トレイ開かない、録再不明

いまさらカセットデッキ…
でも手元に来てくれたからせっかくなのできちんと動いてほしい、と思ったけどカセットテープがない!
まずは、トレイを修理する為開腹。トレイが開かない原因は

・メカを駆動するゴムベルトが伸びていた
・フライホイールが割れていた(;゚Д゚)

からで、これを交換してトレイが開くようになりました。

修理中の図

気をよくして録音・再生を試そうとコンビニへ向かったけれど、カセットテープが売っていない!色々探してCDレンタル屋さんで見つけました。

ダブルカセットなのでまずは 録音・再生側 を確認(音源は「逢いたくていま」MISIA)。
「お?30年前の機械なのに結構良い音するではないか」

次は再生専用側を確認
「ん?なんか声が野太くなったぞ?」
おぉぅ、テープ速度ですか、そうですか。

でもカセットテープの速度っておいくつ???から調査開始。
テストテープの入手は困難なので、テープを引き出して 95.2cm を残してセロハンテープを貼ると、ちょうど20秒録音可能な簡易テストテープになります。録音時間=20秒になればテープ速度の調整終了です。
野太い声のMISIAから、本来のMISIAに戻りました♪


3.CDプレーヤ:トレイ出ない、再生しない

トレイを空けるゴムベルトが伸びきっていたので交換してトレイは復活。
でも音飛びがひどい…

大須アメ横の怪しいジャンク品のお店で怪しいブツを発見。

ピックアップが同じだったので購入。
ピックアップ部分を交換したら音飛び直りました♪

※このお店はジャンク品の中におじさんが埋もれているので
 声をかけると「あぁ?」とやる気無さそうに返事してくれました


4.アンプ:ボリューム下がっていると鳴らない

ボリューム上げるとちゃんと鳴るので出力リレーの接点が怪しいとみた。

そして接点のお掃除

直りました♪

2019年12月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : fulcwordpress